ビッグモーターは、損害保険会社から複数の出向の社員を受け入れていましたが、25日の会見では「損保会社からの出向者の不正への関与は一切無かった」と説明しています。一方「損害保険ジャパン」からの出向者と現場で接点があったというビッグモーターの元工場長は、自身も社内で行われていた不正を知っていたとした上で「出向者の中にも不正を認識している人がいた」と証言しています。
元工場長によりますと、接点があった出向者は修理の見積もりの支援や、顧客からのクレーム対応などの業務にあたっていました。
ビッグモーター社内の不正を認識した上で「表に出たら本当に大変なことになる。いつか絶対、痛い目に遭うよ。やりすぎてはいけない」などと話していたということです。
その出向者は「不正をただしたい」とも語っていたということで、男性は「本当に最後まで魂は売らず、“何とかしたい”と、周りの社員には話していたが、結局ビッグモーターとの力関係で、会社に対してはどうしても言えない構図ができてしまっていたと思う」などと話しました。